天寿荘「みどり一本バザー」開催のお知らせ
2012年04月20日お知らせ
昨年は改装工事のため中止しておりましたが、今年は下記の通り開催致します。
【と き】平成24年5月13日(日)
【ところ】特別養護老人ホーム天寿荘
【時 間】食事バザー11時
物品バザー13時
<みどり一本運動と天寿荘>
みどり一本運動の提唱者、犬養道子先生は多久においでになったのは昭和57年
1月。難民の特にいたいけな子供達が飢えで1時間1,500人も死んでいる現実を涙
ながらに訴えられた。
荘内でビデオを見られた方達が身体は不自由でお献身的な介護を受けられる幸
福に気づき、もっと困っている人に手を差しのべようと募金の気運が広まった。天
寿荘は開設4年目、入所者の生きがいづくりにクラブ活動が盛んに行われてたいた。
当時手芸のお手伝いをしていた私は刺し子の針を運びながら「難民の子供のため
にと思うと不自由な手が動く」の声に随分励まされた。熱し易く冷め易い国民性とい
われる中で続けているのは珍しいとNHKの国際放送からS58年4月取材に来荘、国
内とパキスタンの電波に乗った。その頃朝日新聞のインタビューに犬養先生は「天
寿荘はリハビリを兼ねた作品をバザーで売ってお金を贈ってくれました。このような
真心の灯は今後も途絶えはしないでしょう」と述べられている。S63年クリスマス「正
義感と善意に満ちる日本の人々へのメッセージ」と記されて「国境線上で考える」
(岩波書店発行)が著書の犬養先生から多久のみどり一本へ届いた。それによる
活動の推移はパキスタン北西部およびスーダンにての植樹を終え現在はエチオピ
ア難民キャンプ周辺難民流入地の食援助の一環と植樹による薪の補給に展開され
ている。
天寿荘では、1982年(S57年)に初めての「みどり一本バザー」を開催しました。以来
30年目を迎えた今日までに18,205,483円をUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)
に送金する事が出来ました。また、バザーで残った衣類は、日本救済センターに寄
贈しています。
バザーの詳細はこちらをご覧下さい。